エネルギアの家の
工法・性能を知る
Point 1耐震性に優れた2×4工法
地震や台風に対して強度を発揮する
「6面体モノコック構造」
2×4工法は、床・4方の壁・天井の6面をそれぞれ一つのパネルで構成されている「6面体モノコック構造」。
パネルそのものが強度を持っていることに加えて、6つの面を堅く緊結することで、家全体が一つの固まりとして、さらに強い強度を持ちます。
地震による揺れを「面」で受け止め力を吸収・分散させます。
地震が多い日本で安心して暮らすための「国内最高の耐震等級3」
「耐震等級」とは、極めてまれに(数百年に一度)発生する地震(震度6強~7弱:400ガル)による力(建築基準法同等)に対して倒壊、崩壊しない程度を表します。
エネルギアの家の耐震性は、国の定めた住宅性能表示制度において最高ランクの「耐震等級3」を標準としています。
耐震等級3とは、建築基準法の1.5倍の強さを持つと判定されるものです。
建築基準法を超える独自の耐震構造基準で設計・施工しています。
地震による倒壊を防ぐ
日本ツーバイフォー建築協会が実施した震度6弱以上のエリアにおける現地調査やアンケート調査によると、熊本地震、阪神・淡路大震災など、震度6~7の大きな地震において、「被害なし」や「多少の被害」が大半を占めることがわかりました。
【3階建て実物大建物での実験】
平成18年4月、阪神・淡路大裳災時に 神戸海洋気象台で記録された地霙波を、データに基づいて三次元的(横方向と縦方向の揺れ)に再現しました。
神戸海洋気象台で記録された地動加速度※1で ある818gal※2(阪神・淡路大震災における最大地動加速度)で加振した この実験で、3階建てツーバイフォー住宅 はほとんど損傷もなく、優れた耐震性能を証明しました。
- ※1 地動加速度は、地震の大きさの指襟となるもので、地震による地表面での加速度を指す。単位はgal(ガル)で表示。
gal(ガル)は、加速度の単位。1gal=1cm/sec2
※出典:日本ツーバイフォー建築協会建築試験センター[(独)土木研究所施設]2006年PO
Point 2快適性を追求した
高断熱高気密性能
業界トップクラスの断熱性能
エネルギアの家はデザイン性を保ちながら、性能にもこだわっています。
断熱性はUa値で表すことができ、エネルギアの家は標準的な家でUa値0.4以下を実現します。
これはHEAT20 G2グレード相当で、夏の酷暑や冬の寒さでも快適な住空間で過ごすことができます。
内断熱と外断熱によるW断熱
「ダブル断熱仕様」は、2×4工法の壁厚いっぱいに高質グラスウールを施工した従来の断熱仕様に加え、壁の外側に39mmのEPS材の断熱を施工。「充填断熱 + 外断熱」という「ダブル断熱仕様」とすることで、家全体がまるで魔法瓶のような断熱性を実現。
高性能樹脂サッシ
家は壁や屋根、床下などが外気と接していますが、どこから熱が一番出入りすると思いますか?
正解は窓からです。
夏に壁と窓にそれぞれ手を当ててみてください。窓の方がより外気を感じることでしょう。
そこでエネルギアの家は、窓にも高性能な樹脂サッシを採用し、夏の暑さや冬の寒さへの対策に取り組み、快適な住空間を創造していきます。
※出展:樹脂サッシ普及促進委員会 快適窓学より
※平成11年省エネ基準の住宅(東京モデル)
エネルギアの家のサッシはサッシ全体が樹脂で構成されているので、断熱性が高いのが特徴です。
さらにガラスとガラスの間には断熱性能の高いアルゴンガスを封入することでさらに断熱性を向上させています。
エネルギアの家の樹脂サッシは断熱性だけでなく屋外の騒音を軽減する遮音性や結露の発生を抑制する防露性能が高いため、住む人の健康を守る役割を果たします。
高性能樹脂サッシ
カーボンニュートラル社会の実現へ向け
エネルギアの家はZEH住宅の普及に
積極的に取り組みます。
ZEH(ゼッチ)とは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略称で、外皮の断熱性能の大幅な向上と、高効率な設備・システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネを実現したうえで、再生可能エネルギーを導入して、年間の一次エネルギーの収支をゼロとすることを目指した住宅のことです。
日本では「2030年以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」という目標を掲げていて、ZEH水準の省エネ住宅の建築数は年々増えてきています。
国の補助支援策などZEH化に向けたさまざまな取り組みによって、ZEH住宅がこれからの住まいのスタンダードになる時代を迎えようとしています。
エネルギアの家はZEH住宅の普及に積極的に取り組みます。
Point 3大事な家を火災から守る防火性能
ツーバイフォー工法の「エネルギアの家」は、大断面の木材を使うことで燃焼による強度低下を防ぐだけでなく、さらに燃え広がりを防止する構造。防耐火性においても優れた力を発揮します。
「木は火に強い」という事実
高い耐火性能を有しているツーバイフォー住宅は、火災保険料率にも反映されています。 火災保険料率の構造区分はM(マンション構造)、T(耐火構造)、H(非耐火)構造に分かれており、一般的な木造建築物は料率が最も高いH構造として扱われていますが、45分以上の耐火性能を有する「省令準耐火構造」のツーバイフォー住宅はT構造に扱われ、火災保険料が一般的な木造住宅に比べて大幅に軽減されます。
温度に対する材質の変化率
※日本ツーバイフォー建築協会調べ
火災保険と地震保険の比較(保険料例)
「ファイヤーストップ構造」で
燃え広がりを防止
火の通り道になる床や壁の内側で、枠組材などが「ファイヤーストップ材」になって空気の流れを遮断し、上階への火の燃え広がりを防止します。火災時に防火被覆(石こうボード)が万一突破されても、2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって、ツーバイフォー住宅は初期消火の可能性が高く、火災時の被害を最小限に抑えます。
ファイヤーストップ構造
石こうボードでさらに耐火性アップ
ツーバイフォー住宅では、すべての天井や壁の内側全面に、厚さ12.5mm以上の石こうボードが貼られます。このため火災が発生しても、天井裏や壁の内部の温度が上昇しにくく、構造材が発火点(約450℃)に達するまでの時間を大きく遅らせることができます。
間仕切壁の一時間耐火構造試験
Point 4建物全体を支える基礎
建物全体を支える基礎。そして基礎を支える地盤。家づくりはまず敷地の地盤を知り、場合によっては地盤改良を施し、その地盤に合わせた強固な基礎を、一邸ごとに設計・施工することで、耐震性の基盤を築いていきます。
地盤調査を実施全邸
住まいを建てる場合、まず初めに行うのが地盤調査です。
「エネルギアの家」では、専門家によるスウェーデン式サウンディング試験を実施。
敷地内の数か所で地盤の強度を測定し、結果を踏まえたうえで、安心な家づくりを進めていきます。
地盤改良の例
鉄筋入りベタ基礎で、
より強固な基礎を施工
「エネルギアの家」は、より強固で安心な住まいのために、鉄筋入りのベタ基礎を標準採用。
JIS基準に適合した信頼性と精度の高い鉄筋を組み込み、使用するコンクリートの厚さも、ヒビ割れや鉄筋のサビを未然に防ぎながら耐久性を高める厚みを確保しています。
床下の防湿対策
地面に接し湿気がこもりがちな床下を常に乾燥した状態に保つことは、住まいの耐久性を高めることにつながります。
「エネルギアの家」は基礎スペーサーを採用するなどの対策により床下に必要な換気量を確保しています。
床下を広範囲に通気する
基礎スペーサーを採用
基礎の一部に換気口を設ける従来の方法では、どうしても換気量が制限されることから、床下のコーナー部分に湿気がこもりやすいというデメリットがありました。
「エネルギアの家」では凸凹のある硬質樹脂製の基礎スペーサーを土台と基礎の間に挟み込んで通気性を高める工法を採用。建物全周で換気できるため、コーナー部分を含む床下全体をムラなく換気できます。さらに基礎コンクリートの水分が木部に伝わらないため、土台の腐食を防ぐ効果もあります。
一般の
床下換気口
エネルギアの家の
床下通気工法
防湿シートとベタ基礎で
地中からの湿気をシャットアウト
「エネルギアの家」ではベタ基礎の下に防湿シートを全面に敷き詰めることで、地中からの水蒸気を遮断しています。また防湿シートは、コンクリートの水分量が変わることによって生じる基礎の強度の低下を防ぐことにも役立っています。
さらに基礎高を40cm確保し、耐久性とメンテナンス性に優れた鋼製束で床組を支えることで、湿気による腐食を防いでいます。